バレエ三角骨障害は手術しなくてもよい症例が多い

バレエ整体目的別

バレエ三角骨障害は手術しなくてもよい症例が多い

足首の後ろに鋭い痛みを感じたことのあるバレエダンサーは多いことでしょう。「ある日、クラスでルルベのコンビネーションをやっていたとき、何か引っかかるような感じがしました」と、その瞬間から、足を伸ばすのが難しくなり、デミ・ポワントもできなくなった。近隣の整形外科医師のもとに行き、レントゲンを撮ったところ、三角骨であることがわかりました。

三角骨は、線維性軟骨によって足首の後ろ(かかと骨の近く)に付着している小さな余剰骨(余分な骨)です。丸い、楕円形、または三角形の場合があります。これは一部の人が生まれつき持っているものだと言います。「成長するにつれて、より硬くなり、骨のような物質に成長します」。三角骨は片足または両足に発生する可能性があります。

その余分な骨が痛みを引き起こし始めると、その症状は三角骨症候群と呼ばれます。特にバレエダンサーにとってなぜそれが厄介なのか、そしてそれに対して何ができるのかを学ぶために、読み進めてください。

なぜ三角骨症候群はバレエダンサーの間で非常に一般的なのでしょうか?

左のレントゲン写真には三角骨(かかとにある小さな余分な骨)が写っています。
オンラインPOINTより、医師が提供した三角骨を示すX線写真。

ダンスによる怪我を専門とする整形外科医のドナルド・ローズ医学博士によると、全人口の約12~23%が足に余分な骨いわゆる余剰骨を持っています。足に負担の多いスポーツやバレエをしていなければ足首後方領域の痛みや症状にとに悩まされることはあまり考えられません。
しかし、バレエダンサーはルルベやポイント動作に多くの時間を費やすため、足首後方領域部分に負荷が掛かりやすく足の三角骨症状、踵痛に悩まされることが多々あります。バレエダンサーの中には余剰骨を持っていても何年も問題なく踊れる人もいます。しかし、トレーニング量が増え、振り付けが変わったり、トウシューズを履く時間が長くなったりすると、突然急性的に痛みを感じるようになるバレエダンサーも少なくありません。また過去の足首や踵周辺の捻挫、捻挫まで行かなくても不安定なシューズを履いた際に怒る軽度の内反捻挫によって症状が進行することもあり得ます。 このような理由で三角骨がかかとの後ろの結合組織を刺激する可能性があるためバレエダンサーは踵の後ろの痛み三角骨障害に悩まされることも多々あります。

自分がバレエ三角骨痛の症状であるか否かわかりますか?

三角骨が痛みの原因になっている場合は、ポアントやルルベ、さらにはタンデュをするときに痛みを感じるでしょう。フィリパ氏によると、平らな場所に戻ったり、足を曲げたりすると痛みは消えます。「ほとんどの人はアキレス腱に何か問題があると考えています」と彼女は付け加えます。「しかし、それはもっと深いところにあります。」

医師の診察を受け、足首後方のインピンジメントの可能性に気づいた場合、医師はおそらく手を使って受動的に足を指さし、あなたが経験している痛みが再現されるかどうかを調べるでしょう。「そうすることでアキレス腱が実際に緩み、三角骨が圧迫されて痛みが生じます」とローズ氏は説明します。レントゲンでは三角骨が見られる場合もありますが、ローズ氏は通常、その範囲を明確に確認し、ガングリオン嚢胞などの軟部組織のインピンジメントを除外するために MRI を指示します。

バレエ三角骨がある場合どのようにしたら良いのか

ここで重要なことは余剰骨があるからといって、必ずしも切除しなければならないわけではありません。「驚くべきことに、多くの人が整体などの保存的治療で非常によくなルケースが多々あります」とフィリパ医師は言います。医師や理学療法士、バレエセラピストは、ダンスをしていないときはその部分をもっと休ませるように指示するかもしれません。あるいは、3週間ほどバレエをまったくせずに完全に固定することもあります。「通常、固定期間は余分な骨の周りの組織を落ち着かせるのに非常に効果的です」とフィリパは言います。ローズは、制限テーピングや抗炎症薬も効果があると見ています。

「すぐに手術をしなくてはいけないとは思わないでください」とフィリパさんは言い、特に何年も痛みがなかった後に新たに発生した問題であれば、痛みを和らげるには保守的な治療で十分かもしれないと付け加えた。

しかしバレエをある期間休んだり保存的対策を施したが改善しないこのようなケースでは、最後の選択肢として医師やバレエセラピストは痛みを和らげるために外科的切除を提案することもあります。

脚をおさえるジュニアバレリーナ

一番の不足は保存的施術と足機能回復トレーニングやポワントワークの使い方の改善

踵痛の対策として保存的徒手施術、テーピング施術、機能回復トレーニングを受けたことはありますか?もしなければ一度受けてみる必要があります。なぜならこれらの保存療法はお薬や注射、単なる休養などの対症療法とは異なり根本的な部分に働き掛けをするかです。

根本的な働き掛けとは、痛みを引き出す原因、ダーメージとなる運動要素、レッスンの負荷に耐える支持組織の力に対するアプローチです。
保存的徒手療法では、三角骨周辺組織の余計な圧迫や接触を避ける取り除く繊細な処置を施します。またテーピングで関節の骨と骨の位置関係を整え負荷を免荷する事も可能です。
機能的トレーニングでは、正しいポワントワーク、足の使い方、足の支持強化、感覚性の関節受容器に働き掛け。足の可動性や柔軟性の機能的回復を図ることです。

片足だけトゥシューズを履いた足元

できれば手術後も徒手療法、テーピング、機能的回復トレーニングに取り組むべき

バレエダンサーは術後約 4 か月間が完全につま先立ちで踊れるようになるまで施術とトレーニングをすることおすすめします。 よって手術後は医師とバレエ整体セラピストと協力し「可動域の改善、術後の腫れを取り除き、バランス感覚と固有受容感覚を回復、その後、筋力や腱力などの機能回復全般によう取り組む必要があります。バレエに精通した治療が出来るバレエ整体セラピストと一緒に取り組むことが特に役立つ海外のバレエ専門の医師も指摘しています。そうすれば、回復中にバーエクササイズをどのように変更して、バランスの中心をどのように保つか、いつからジャンプを開始すべきなどの的確にアドバイス受けることが可能です。


バレエへの復帰

バレエの復帰に関しては、軟部組織、支持組織の十分な回復期間を経て段階的にバレエに復帰することをおすすめします。
と言うのもしばらくは足の使い方などの注意を払う必要があり、バレエ教師の早い動きや負荷の高い動きの指示についていけないこともあるあかれです。
まずは自習によって注意をしながらも足の使い方ができるように練習する必要があります。徐々に注意しなくても足の使い方や負荷に対して適応できるようになったら初級レベルのクラスレッスンから参加することをおすすめします。 

バレエダンサー整体アミカルでは施術時に無料で自習可能

バレエダンサー整体アミカルでは、バレエ整体施術時に自習を同時に予約することで中学生以上45分、小学生30分までスタジオのレッスンスペール一角がご利用になれます。普段レッスンするのと近い環境で自習をする事が可能です。

バレエダンサー整体アミカルの無料で自習が出来るレッスンスペース
バレエダンサー整体アミカルの無料で自習が出来るレッスンスペース バレエ整体のご予約と同時にご予約が必要となります。利用できない一部時間帯がございますがお気軽にお問合せ下さい。
足の負傷中に、足に負荷を掛けれないためピラティスベッドで自習に励むジュニアバレエダンサー

足の踵の骨を施術するバレエ整体専門セラピスト