ターンアウト(アン・デュー・オール)のためのストレッチ&ファンクショナルトレーニング

バレエストレッチ専門指導

バレエダンサー整体アミカル院長柔道整復師、日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナーがターンアウト(アン・デュー・オール)のためのストレッチ&ファンクショナルトレーニングを解説致します。

日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナーが解説ターンアウト(アン・デュー・オール)のためのストレッチ&ファンクショナルトレーニング


ターンアウトの専門的アプローチ(足首のターンアウトも含む)

ターンアウトが深まらない…
股関節は開くけれど、足首のターンアウトができない…
足首が鎌足になってしまう…

ターンアウトを最大限に活かすためには、股関節だけでなく足首(足部)のターンアウトも重要 です。
股関節&足首ターンアウトを改善するためのストレッチとエクササイズ を専門的に解説します。


ターンアウトに関わる主要な筋肉とメカニズム

ターンアウト(外旋)は、股関節・膝・足首の協調動作 によって成り立ちます。
そのため、「股関節は開いているのに足首がついてこない」という場合、足部の外旋筋群が弱いor可動域が制限されている可能性 があります。
ターンアウトは股関節を外旋する単一運動ではありません。ターンアウトはバレエの全局面で生じる外旋方向へのステップや着地、見せ方、所作、立ち方などを示します。

ターンアウトが出来るようになる以下の行程が必要になります。

  • 柔軟性可動性の獲得
  • 筋機能の獲得
  • コントロール性の獲得
  • 実践的訓練の実施
  • 実践化

上記のような行程が必要となるため、日々のたゆまない努力と長い年月が必要です。プロレベルのバレエダンサーでも現状に満足することなく常に洗練することを心掛けて、一生懸けて探求し続けていると言っても過言ではありません。

🔹 ターンアウトに関わる主要な筋肉

① 股関節の外旋筋群(ターンアウトの主動筋)

  • 梨状筋(Piriformis)
  • 上双子筋(Superior Gemellus)
  • 下双子筋(Inferior Gemellus)
  • 内閉鎖筋(Obturator Internus)
  • 外閉鎖筋(Obturator Externus)
  • 大腿方形筋(Quadratus Femoris)

② 足首のターンアウトに関与する筋肉

  • 後脛骨筋(Tibialis Posterior)
  • 腓骨筋群(Peroneus Longus, Brevis)
  • 足底筋群(Intrinsic Foot Muscles)

③ 足首の柔軟性に影響を与える筋肉

  • アキレス腱&ヒラメ筋(Soleus) → 足首の可動域を制限しやすい
  • 腓腹筋(Gastrocnemius) → ふくらはぎの柔軟性が不足するとポワント時のターンアウトが制限される

ターンアウトを深めるための基本的なストレッチ(股関節&足首)

🔸 1. 梨状筋ストレッチ(Piriformis Stretch)

目的:股関節の外旋可動域を向上させる

やり方

  1. 座って片方の足をもう一方の太ももの上にクロスする
  2. 背筋を伸ばし、上半身を前に倒す
  3. 30秒キープ(呼吸を深く)

📌 ポイント:膝を無理に押し込まず、自然な角度で伸ばす

🔸 2. ダブル・カエルストレッチ(Advanced Frog Stretch)

目的:外旋筋群と内転筋を同時に伸ばす

やり方

  1. うつ伏せになり、膝を90度に曲げる
  2. 両膝をできるだけ外に開く
  3. 骨盤を床に押しつけるようにして30秒キープ

📌 ポイント:骨盤を浮かせないように注意

🔸 3. 大腰筋&腸骨筋ストレッチ(Iliopsoas Release)

目的:骨盤の前傾を防ぎ、ターンアウト時の制限を解除

やり方

  1. 片足を前に出してランジの姿勢を取る
  2. 後ろ足の膝を床につけ、骨盤を立てるように意識
  3. 30秒キープ

📌 ポイント:腰を反らせすぎないように注意

🔸 4. 内転筋及び外旋筋群の連動ファンクショナルエクササイズ(Sliding Adductor Stretch)

目的:内転筋の柔軟性を高め、ターンアウトの可動域を広げる。内転筋群と外旋筋群の連動を学習する。

やり方

  1. 足を大きく開き(開脚)、つま先を外側に向ける
  2. 片足を曲げておく。一方の足をスライドさせながら曲げ伸ばしを行う。できれば伸ばす際に外旋する動き、曲げる際に外旋する動きの各パターンを入れるとよい
  3. 交互に20回繰り返す

🔸 5. 足首ターンアウトストレッチ(足首の外旋可動域UP)

目的:足関節の柔軟性向上

やり方

  1. 椅子に座り、片足を伸ばす
  2. 足首を内側に倒してから、外側に大きくターンアウト
  3. ゆっくり10回繰り返す

📌 ポイント:足指を広げながら、足の内側アーチを意識して動かす

🔸 6. ポワント&デミポワントストレッチ

目的:足首の可動域とターンアウトの協調性を高める

やり方

  1. 両足を平行にして立つ
  2. ゆっくりデミポワント(ルルヴェ)しながら、つま先を外に開く
  3. ポワントでキープし、ゆっくり下ろす

📌 ポイント:足首の外旋を意識しながら、母指球にしっかり体重を乗せる

🔸 7. 股関節と足首のターンアウトファンクショナルエクササイズ(カエルストレッチの応用)

目的:股関節の外旋可動域を広げる

やり方

  1. うつ伏せになり、膝を90度に曲げ
  2. 両膝をできるだけ外に開き、骨盤を床につける
  3. 足裏を合掌し、つま先を天井に向ける
  4. 30秒キープもしくは20~30回反復

📌 ポイント:股関節だけでなく、足首から外旋させる意識を持つ

🔸 8. セラバンドを使った足首ターンアウトエクササイズ

目的:足首のターンアウト筋を強化

やり方

  1. セラバンドを足の甲に巻き、足を外側にひねる(ターンアウト方向)
  2. ゆっくり10回繰り返す

📌 ポイント:足首の動きを意識し、膝がブレないようにする

🔸 9. フロッグブリッジ(Frog Bridge)

目的:内転筋と外旋筋を同時に鍛える

やり方

  1. 仰向けになり、足裏を合わせる
  2. 腰を持ち上げ、膝を外側に開きながらブリッジする
  3. 15回繰り返す

📌 ポイント:骨盤のコントロールを意識する

🔸 10. ルルヴェ&ターンアウトバランストレーニング

目的:足首の安定性とターンアウトの協調動作を向上

やり方

  1. ルルヴェでバランスを取りながらターンアウトを意識
  2. 片足をルティレにし、ターンアウトをキープする
  3. 片足10秒キープ×3セット

📌 ポイント:母指球にしっかり体重を乗せ、内側に倒れないよう意識

🔸 11. ヒップジョイントローテーション

目的;股関節の安定性と股関節を軸とした動きの機能性向上(ファンクショナルトレーニング)

やり方;

1.片脚立をしてわずかに膝を曲げ、身体を前傾しエアプレーンの形をとる。

2.手はバンザイか前に伸ばす

3:上記の態勢で、股関節を中心に右回旋、左回旋、屈曲、伸展をゆっくり行う。

🔸 12. タンリエ前後、左右 レッスンで意識的に

🔸 13.ストニュー レッスンで意識的に


ターンアウトを深めるための総合戦略

股関節&足首のターンアウトストレッチ(可動域の拡大)
ターンアウトを支える筋肉の機能強化(外旋筋&足底筋トレーニング)ファンクショナルトレーニング
正しい足首のポジションを維持するためのバランストレーニング

ターンアウトは 「股関節の柔軟性 × 足首のターンアウトコントロール × 体幹の安定性」 のバランスが鍵です。
正しい方法でストレッチ&ファンクショナルトレーニングを行い、効率的にターンアウトを改善しましょう!

バレエダンサー整体アミカルでは、個々のレベルに応じた ターンアウトのエクササイズの詳細のやり方やメニュー作成指導を受け付けています。

👉 ご利用料金について

  • 初回時費用 問診、検査、カウンセリング、初回お試し45分指導=6,980円税込
    時間不足の場合は、15分2500円で追加指導を受けることが可能です。
  • 2回目以降 単発利用 45分 7700円税込

種目数が多い場合や、自分では正しく行う自信がない場合は、継続指導を受けることをおすすめします。

  • 2回目以降チケット制 
  • 5回チケット>1回あたり7700円→6600円×5回=33,000円税込
  • 10回チケット>1回あたり7700円⇒5500円×10回=55,000円税込
  • 現金、クレジットカード、Paypay、交通系など決済可
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